お月見は旧暦の8月15日に行われる行事で、平安時代に唐(中国)から伝わった行事と日本古来からあった秋の収穫祭が合わさったもの。中国では月には不老不死の女仙人が住んでいると考えられ、願事のある女性は、月を見たり、あるいは月を描いた掛け軸を飾って願い事の成就を祈ったりしていました。しかしこれは女性だけの行事で、男性は元々「お月見」をしていませんでした。それが唐の時代になると、女が月を見て願懸けをするなら、「男は月見酒だ」とばかりに、お月見の晩に酒宴をも催しては詩を詠んだりするようになりました。これが日本にも宮廷行事として伝わったようです。
天城温泉郷でも各お宿で多々お月見イベントを開催しているようです。
湯ヶ島温泉では、出会い橋中州にて、9月13日~9月23日は“お月様に願いを・・・”こめて短冊コーナーを設けました。(願いがこめられた短冊は、9月24日(水)天城神社に奉納されます。) 9月14・15・16・21・22・23日には振舞い酒のサービスを行います。満月の月をみながら温泉場の情緒をたっぷりあじわってみてはいかがでしょううか。