毎年恒例のほたる飼育学級を天城地区の小学校(狩野・湯ヶ島)で行いました。旅館「白壁荘」の社長・宇田氏と天城のほたる実行委員長・村上氏、ほたるを飼育している林氏が中心となり観光協会員の協力で、学校を訪問し子供たちと一緒に「ほたるの洗い出し作業」を行いました。夏から幼虫の飼育を始めた水槽の中は餌のカワニナのフンがたまり、水がよごれています。この汚れを洗い、ほたるの幼虫を割り箸で一匹ずつ丁寧に取り出しました。
小さなゴミのような幼虫は、2~3cmくらいの立派な幼虫に成長していました。子供たちは手のひらに載せて臭いをかいだり、指先でふれてみたり、いろいろな角度から観察しました。
洗い出した幼虫は、出会い橋のせせらぎに放流しました。今年の6月頃には、放流した幼虫がたくさん成虫となり光ってくれることを祈ります。
ほたるの成長をとおして、子供たちには、天城のほたるを身近に感じ、天城の自然のすばらしさをわかってもらえればうれしいですね。